珈琲大門(プージョ)
名護・屋部の住宅街に2024年9月にオープンした、カフェ「珈琲大門(プージョ)」。
高知県出身でこれまで東京で企画会社を経営してきた野村佳頌さんが、妻の実家にIターンし、義母がかつて営んでいた雑貨店跡を改装して開きました。
「10代の頃からコーヒーが好きで、いつかカフェを開きたいと夢見てきた。義母の店の跡でないとやる意味がないと感じ、10年ほど前から構想してきた。都内でコーヒーアカデミーにも数年通い、知識を深めながら準備を進めてきた」と野村さん。
築約70年の趣を残した店内には、樹齢500年のケヤキで作った一枚板のテーブルが目を引きます。席数は、テーブル席=10席、カウンター席=3席。沖縄県内の作家が手がけたやちむん(陶器)のカップを使い、木炭焙煎(ばいせん)のコーヒー豆を使ったハンドドリップコーヒーを提供しています。
コーヒーメニューは、「やぶ珈琲」「よか香りモカ」、中深いりの「ぶらじるラルフ」、深いりの「とらじや」など9種類。「バタートーストパン」や「ピザバゲットパン」などの軽食も。
野村さんは「カフェという形で地域に貢献したいという思いを持ち続けてきた。私自身おしゃべりするのが好きなので、お客さまと積極的に交流していきたい。地域の人たちが集う場になり、店を通して皆が隣近所で助け合えるような関係になれば」と笑顔を見せます。
今後は、地域住民同士が気軽に交流できるようにジャズライブや演奏会などのイベント企画も。「お客さまや地域の人との対話を大切にしながら、地域のコミュニケーションを活性化していければ」とも。